電圧降下 計算ツール(内線規程の簡易式)

内線規程の簡易式(係数35.6/30.8/17.8)で電圧降下を求めます。許容値(%)を入れると、条件を満たす最小の電線サイズも表示します。

分類電気根拠内線規程 JEAC 8001-2022更新2026-10-06
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電圧降下率—
受電端の電圧—
判定(許容値)—
許容値を満たす断面積—

入力例

単相2線式100V・負荷電流15A・こう長30m・VVF 2.0mm(3.14mm²)の場合、e = 35.6×30×15÷(1000×3.14) ≒ 5.10V、電圧降下率は約5.1%です。2%以内に収めるには約8.01mm²以上が必要で、8mm²のより線ではわずかに足りず、3.2mm単線(8.04mm²)か14mm²が候補になります。

計算式(内線規程の簡易式)

単相2線式 e = 35.6 × L × I ÷ (1000 × A) 三相3線式 e = 30.8 × L × I ÷ (1000 × A) 単相3線式・三相4線式 e = 17.8 × L × I ÷ (1000 × A) (外側線と中性線の間) e: 電圧降下[V] L: こう長[m] I: 負荷電流[A] A: 電線の断面積[mm²] 電圧降下率[%] = e ÷ 基準電圧 × 100

負荷が平衡していること、力率がほぼ1であること、電線のリアクタンスが無視できることを前提にした近似式です。逆に、許容できる電圧降下 ea から必要な断面積は A = K × L × I ÷ (1000 × ea) で求まります。

許容電圧降下の目安(内線規程 1310節)

低圧配線の電圧降下は、幹線・分岐回路それぞれ標準電圧の2%以下が原則です(構内に設けた変圧器から供給する場合の幹線は3%以下)。こう長(供給変圧器の二次側端子または引込線取付点から最遠端の負荷まで)が60mを超える場合は、幹線と分岐回路の合計で次の値以下にします。

こう長構内の変圧器から供給電気事業者から低圧で受電
60m 以下幹線3%・分岐2%幹線2%・分岐2%
120m 以下5% 以下4% 以下
200m 以下6% 以下5% 以下
200m 超過7% 以下6% 以下

注意

よくある質問

簡易式の係数35.6・30.8・17.8はどこから来ていますか?

銅線の抵抗率(導電率97%の軟銅線で約0.0178Ω·mm²/m)に、配電方式ごとの往復分を掛けた値です。単相2線は往復で2倍(35.6)、三相3線は√3倍(30.8)、単相3線・三相4線は外側線1本分(17.8)になります。リアクタンスと力率は無視しています。

単相3線式の電圧降下率は100Vと200Vのどちらで割りますか?

簡易式の17.8は外側線と中性線の間の降下を求める式なので、対地電圧の100Vに対する割合で見るのが一般的です。このツールも単相3線は100V基準で%を出しています(電圧欄で変更できます)。

許容電圧降下は何%にすればよいですか?

内線規程では、こう長60m以下なら幹線・分岐回路それぞれ標準電圧の2%以下(構内の変圧器から供給する場合の幹線は3%以下)が目安です。こう長が60mを超える場合は表のとおり緩和されます。

太い電線や長い幹線でも簡易式で大丈夫ですか?

簡易式は抵抗分だけの近似です。太い電線(おおむね100mm²超)や力率の低い負荷ではリアクタンス分が無視できなくなるため、インピーダンスを使った式で確認してください。

根拠・出典

本ページは規程・指針の本文を転載せず、計算式と考え方を要約しています。設計・申請には必ず原文と所轄(水道事業体・下水道管理者・電気事業者など)の基準で確認してください。

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最終更新: 2026-10-06